利用を検討中ですが、ネステナーならではのデメリットなどはあるのでしょうか?

倉庫や工場などの広いスペースでの荷物の収納に利用されている保管ラック、ネステナー。

物を置けるようになっている格子状の面が下段にある正ネステナーと、上段にある逆ネステナーなど種類があり、重ねることで荷物を積み上げることができ、収納したままフォークリフトでの移動も可能と使い勝手のいいいものです。

しかし、そんなネステナーにもいくつか気をつけておきたい点があります。

内寸以上のものを収納することができない

ネステナーは難しい組み立ての面倒がなくレイアウトも自由に設置することができますが、一方で可変式ではないことから、内寸を超える大きさのものを置くことができないという不便な一面があります。

横幅、高さの設定を変更できないため、収納する荷物の大きさには気を配らなければなりません。

安定性を欠き揺れに弱い

ネステナー同士を連結させることで、限られたスペースを有効活用しながら利用していくこともできますが、正ネステナーで1tほどと耐荷重はさほど優れていません。

また、縦に積み上げていくことが可能ですが、長期間の収納には向いていない点に注意。

何よりも、大きな地震が起こった時などに荷物が崩れやすいというデメリットもあります。

天井が低いところでは良さを活かしにくい

耐荷重に不安があるものの、軽いものであれば効率よく収納可能なのがネステナーです。

しかし、天井が高い倉庫でなければ積み重ねられるというそのメリットを活かすことが難しく、せっかく整理整頓しやすいラックでも扱える荷物の量が少なくなってしまいます。

メンテナンスいらずで扱いやすいラックではあるものの、利用する場所によっては収納効率が必ずしも上がるわけではありません。

正ネステナーと逆ネステナーの違いは何ですか?

ネステナーには正ネステナーと逆ネステナーがありますが、この2つには大きな違いがあります。

その違いについて説明します。

正ネステナーとは何か

まず正ネステナーですが、正ネステナーとは荷物を置く面が下側にあるタイプのネステナーを指します。

荷物を置く面が下側にある正ネステナーなら、ネステナーに荷物を置いたまま移動させることが可能です。

たとえば構内でフォークリフトを使えば、荷物をどこにでも簡単に移動させられます。

ですので構内で荷物をよく移動させる場合は、正ネステナーを使うのがオーソドックスです。

逆ネステナーとは何か

正ネステナーに対し、荷物を置く面が下側ではなく上側あるタイプが逆ネステナーです。

上側にあることを活かし、1台で段々に積めるのが特徴です。

ですので保管のための効率がいいのが、逆ネステナーの大きな魅力です。

ただ正ネステナーと比べた場合、移動させにくいというデメリットがあります。

正ネステナーのように簡単には移動させられないため、荷物を頻繁に移動させなければいけない場所はあまり向いていません。

荷物を頻繁に移動させたい場合、正ネステナーよりも手間がかかってしまいます。

固定させておくには向いていますので、ほとんど移動させる機会がない場合は適しています。

その場合は保管しやすいことがメリットとなり、たくさんの荷物の保管が難しくありません。

正ネステナーと逆ネステナーではこのような違いがありますので、用途に合わせて使う必要があります。

引き合い=ネステナー

ネステナー未使用者のための初心者向け講座
タイトルとURLをコピーしました